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真夏の京都・奈良の旅 [旅]

7/29(金)~7/31(日)、京都と奈良に行ってきた。
当初の予定が京都に住む伯父を訪ねることだったため、
京都(の比較的涼しい場所)を徘徊しようと思っていたのだが、
計画途中に奈良観光が付き、
結果的にはどちらかといえば奈良がメインになったのである。

……………

初日は、京都へ。
とはいえあまり時間がないので、駅近の伏見稲荷へ。
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鳥居が多いことで有名な場所だ。
こんな方たちもいらっしゃる。
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少し上ったところには、京都市内をぐるっと見渡せる展望台。
いい風が吹いて気持ちよかった。
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……………

2日目は奈良の飛鳥へ遠征。
まずは高松塚周辺地区から。

巨大なプリンのような高松塚古墳と、
隣接されている高松塚壁画館を見学。
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有名な女子の群像だけでなく男子の群像もあったり、
天井に描かれた星が線で結ばれて星座の様をなしているのは
ちょっとした驚きだった。
日本史きちんと勉強しておけばよかった。

お次は石舞台古墳。
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丘の上に唐突に現れる巨大な石の塊を
充分な道具を持たない昔の人は、どうやって移動させて
どうやって組み合わせたのか。
技術的には理解できるが、そこまでして古墳を建造した
人々の思いの強さを考えると、ただ感服するばかりだ。
中はこんなふう。
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そして、酒船石と、酒船石遺跡。
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丘陵に、これまた唐突に置かれている酒船石。
表面に溝をうがってあり、水を通した跡に見えるが、
何に使われたかはいまだにわからないという。
丘陵を下ったところにある酒船石遺跡(亀形石造物)は
いくつかの石を組み合わせたもので、祭祀に使われたとされる。
しかし、その詳細はやはり定かでない。

どこを見ても、飛鳥は謎だらけ。そして古墳だらけ。
こんもりと木々が茂っている小高い丘は、だいたいが古墳だ。
なぜこの地域に古墳がこれほど多く作られたのか。
平城宮からの距離を考えると、
東京都心にとっての多摩丘陵のような
郊外にあたる場所ではないかと思う。
すなわち、位の高い人々の陵を建てるにふさわしい
広い土地として選ばれたのではないだろうか。
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発掘はいまだ、あちらこちらで続いているそうだ。
何かが出れば何かがわかる。そして歴史が変わる。
飛鳥の土地には、日本の成り立ちの謎を解くカギが
たくさん眠っているのだろう。

……………

最終日は、奈良の中心地へ。
題して、シカとの遭遇だ。
興福寺の境内は、彼らの集会所だ。
春日大社の参道にも、いる。
どこにだっている。まさにフリーダム。
約30年ぶりに行ったが、昔より増えているのではないだろうか。
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春日大社は鮮やかな朱色の建物。凛としてとても美しい。
軒には灯篭がたくさん掛けられている。
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真っ暗な空間の「藤浪之屋」の中はこんなふう。
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灯篭から放たれる柔らかな光が満たされ、幻想的な雰囲気を醸し出す。
昨年と今年は第60次式年造替(しきねんぞうたい)、すなわち
20年に一度の大改装が行われている。
よってあちこち工事中だったが、それも一興。

最後は、奈良といえば……大仏だ。
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約30年ぶりに見たが、やはりでかいね。
人はなぜ、でかいものが好きなのか。
それは、普通じゃないからである。
日常的に見ることのないでかさに出会ったとき、
人はコーフン状態になるのだろう。
大仏の周りに集まる人々は、だからみんなテンションが高い(笑)。

しかし、3日間ともすごく暑かった。
なかでも飛鳥は、隠れるところがないのでどこもひじょうに暑い。
汗をくさんかいてしまった。
それがこの旅のいちばんの感想だが、それってどうなんだろ。

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近江八幡ぶらぶら街歩き [旅]

「アール・ブリュット☆アート☆日本」鑑賞の
もう一つの楽しみは、近江八幡観光。
近江八幡は、小ぢんまりとしていながらも観光施設が数多い。
ぶらぶらと街中を散策するのを心待ちにしていた。


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近江八幡駅から30分ほど歩いたあたりに
近江商人が築いた古い街並みがある。
いわゆる古民家であるが、今でも
個人宅や商店として活用されている。


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八幡堀2.jpg
豊臣秀次の八幡山築城を機に作られた八幡堀。
琵琶湖とつなぐことで城下を活性化させたとのこと。


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近江八幡市内には、メレル・ヴォーリズが手がけた
建築物が多く残されている。
ヴォーリズ建築第一号のアンドリュース記念館。
外観について言えば、窓の形が特徴的。

メレル・ヴォーリズは1905年に
滋賀県立八幡商業学校に英語教師として来日し、
その後、キリスト教伝道、建築設計、病院や学校、図書館の創設など
さまざまな社会貢献活動にかかわった。
メンタームで知られる近江兄弟社の創業者でもある。

メレル・ヴォーリズについて詳しくはこちら(近江兄弟社のサイト)


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日牟禮八幡宮。
近江商人の守り神として、街の中心にそびえたつ。
平安時代の創建とされる歴史のある社で、
どっしりとした存在感を放つ。
境内には、バウムクーヘン一大ブームの火付けとなった
CLUB HARIE本店と、和菓子店のたねやがある。
有名店でありながら、ひっそりとしたたたずまい。
遅い時間に行ったので、売り切れの品があったのが残念……。

*****

翌日は、晴れていればサイクリングの予定だった。
自転車を借りて琵琶湖の湖畔までぐるりんと回りたかったのに、
雨……。
しかも、けっこうな降り。

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仕方なくバスで北之庄というところまで行って水郷を散策。
冷たい雨にびっしょり濡れながら、
ヨシの生い茂る風景を眺め、水と戯れる鳥たちを観察。
晴れていれば、さぞかし気持ちよかったろう、と
何度思ったことか。

天気が良ければ安土城も行く予定だったのだけれど、
雨脚が強くなってきたうえに
体が冷え冷えになってしまったので、やむなく中止。
心を残しつつ、帰路についたのでした……。
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突発的ふらり旅 上田~別所温泉 [旅]

ゴールデンウイークは10連休だった。
それを知ったのは結構直前で、も少し前に知っていたら
本格的に旅行の計画でもたてられたかもしれなかったけれど、
まいっかと行き当たりばったりなお休みを過ごしてしまった。


前半は一瞬、実家へ。特にイベント色はなし。
芝居鑑賞も。こちらについては後日あらためて。

あんまり近所ばかりで過ごすのもつまらんな、と
ふと思い立って、ショートトリップ。
温泉に行きたいとずっと思っていたのだが、
それだけのために遠出をするのもナンなので、
何か観光ができるところは、と考えて、
上田と別所温泉に行くことにした。
何を隠そう、真田ファンである。

大宮から新幹線に乗れば、上田なんてあっという間だ。
広々とした駅前で、幸村様がお出迎え。
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上田城跡、市立博物館、柳町などお定まりの
観光コースを一通り。
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柳町1.jpg
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信州に来たからには、とおそばを食べて
今回のメインである「池波正太郎 真田太平記館」へ。

常設展示は、代表作である
『剣客商売』『鬼平犯科帳』『仕掛人・藤枝梅安』の作品背景や、
著者の書斎再現、生原稿、作品の資料やスケッチを展示する
「池波正太郎コーナー」と、
『真田太平記』のコーナーをさまざまな角度から紹介する
「真田太平記コーナー」に分かれている。
特別企画展は「真田幸村の遺したもの」と題し、
死んだときに身に着けていたといわれる兜や薙刀を展示している(5月26日まで)。
建物の外にある挿絵のギャラリーや、
名場面の映像を観ることのできるシアターなどもあり、
なかなか充実していて、じっくり楽しむことができた。


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上田電鉄別所線にて、終点の別所温泉まで。
別所温泉は意外と小ぢんまりした街で、
あっという間に一回りしてしまう。

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石湯1.jpg
真田の隠し湯といわれる「石湯」。
石に刻まれた揮毫は、池波正太郎によるもの。

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北向観音。善光寺と対になるお寺だそうだ。

安楽寺.jpg
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安楽寺。
国宝の八角三重塔は、鎌倉時代末期に建立された禅宗様建築。

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常楽寺。たいへん珍しいかやぶきのお寺。

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散策途中、こんな足湯でちょっぴり休憩したりして。

そんなこんなの一泊旅行。
ふらりと出掛ける旅は久しぶりだったけれど、なかなか楽しめるもの。
旅行熱に火がついちゃった。
今度はどこに行こうかしらん。
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別所温泉から塩田平を望む





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真夏の京都旅行 その2 [旅]

このところ、オリンピック観戦を中心に
生活が回っている。
猛暑と寝不足でちょっとバテ気味か。
ビールの消費量が増える一方だ。



すこし間が空いてしまったが、
京都旅行の第2弾。

ところで、今回訪ねた伯父は、京都在住40年以上である。
当然、京都のことは知りつくしているだろうから、と
おすすめを訊いたら、連れて行ってくれたのは嵐山。

かわいい路面電車の「嵐電」に乗って。
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父は江ノ電みたいだ、と。
わたしは世田谷線みたいだ、と言うと
伯父が「そういえば世田谷線に似ているな」と。
なぜ知っているのか尋ねると、
若いときに桜新町に住んでいたのだそうだ。
まったく知らなかったので驚いた。
訊いてみないとわからないものだ。


駅から歩いて渡月橋へ。雨降りのなか。
バックは嵐山。紅葉の季節はそりゃーキレイだそうです。
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落柿舎遠景

涼しげな竹林を通り、
天龍寺、常寂光寺、落柿舎、清凉寺などを
ぐるりと回る。

伯父いわく、
「いまの時期は見るものは特にない。紅葉の時期に来なさい」とのこと。
毎年、紅葉の写真を撮りにいろいろな場所へ出かけるそうで、
定点観測もマメにしているため、
どこの景色がよいか熟知しているのだそうだ。さすがである。
しかし紅葉シーズンは、
当然ながらものっすごく混むのだそうだ。


バスで中心部に戻り、二条城へ。
徳川家康が造営し、1626年に完成した建築物。
大政奉還の舞台としても有名だ。
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表と裏で違う彫刻を施してある欄間や
違い棚がふたつある部屋、狩野一門による襖絵など、
手の込んだ装飾ばかり。贅沢の極みである。
お庭も見事。


そこから京都御苑をぐるりと歩き、
地下鉄とバスを乗り継ぎ、金閣寺へ。
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ここも、くどいようだが紅葉の時期が素晴らしいそうだ。
わたくし、ほとんど30年ぶり(修学旅行ぶり……)に訪れた。
そんなに面白味はないだろうと思っていたが、
実際に見てみて、なぜか圧倒されてしまった。
たしかに、全体を金箔で覆い尽くした建築物なんて
ほかにはあまりないだろう。


2日目はそんなところです。
相変わらずの猛暑にもかかわらずスタスタ歩く
伯父の元気さに半ば呆れつつ、ちょっと安心したのでした。




そして最終日は帰りしな、宇治へ。
今回の旅でどうしてもこれだけは見たかった。
平等院鳳凰堂。

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建物はぼろっちいけれど、
独特の風格があって、みごたえがある。
変な言い方だけれど、実直な建物という印象を受ける。

後で調べてみたら、9月から大修復にかかるらしく、
その前に見ることができたのはラッキーだった。

<平等院ホームページ>
http://www.byodoin.or.jp/

隣接しているミュージアムでは、
鳳凰堂の中から移された雲中供養菩薩像や
CGによる再現映像などを見ることができる。
こちらも見る価値充分。
京都駅から少し遠いけれど、行ってみて良かった。


旅の最後にちょっと一息。
いとこに教わったお茶屋で抹茶ゼリー。
汗をたっぷりかいたあとに
ひんやりした甘味がうれしいもの。
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お店はこちら
<京都宇治中村藤吉本店>
http://www.tokichi.jp/

2泊3日のショートトリップにもかかわらず、
いろいろ回りました。
それでもまだまだ見足りない、ということで
次回のお楽しみができました。
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真夏の京都旅行 その1 [旅]

7月の中旬まではわりと仕事がみっちり入っていたのですが、
それを抜ければ夏休み! というわけで、京都へ行ってきました。

なぜこの猛暑の時期に、東京より暑い場所へ行くのかといえば、
京都に住む伯父に会うためでした。
そう遠くないのに、なかなか行く機会がないので
繁忙期が空けたら行こう、と決めていたのです。
父に相談すると、おれも行くというので
ちょっと面倒だけど(笑)、一緒に行くことに。
何も考えずスケジュールをたてたら、
祇園祭が終わったばかりだった(笑)。
人が多くないから、まあいいか、と。


あまり観光する気もなかったのに、
行ってみたら、炎天下をのしのしと歩く歩く(笑)。
汗をだらだらかきながら、世界遺産をめぐったのでした。

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まずは、京都タワーを横目に見て、
鴨川沿いに歩く。

目的地は、「六波羅密寺」。
大河ドラマでいま話題となっている平清盛ゆかりのお寺です。
山田太一の『空也上人がいた』を読んでから、
一度行ってみたいと思っていたのでした。
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境内も宝物館も小ぢんまりとしているけれど、
なかなか面白い場所でした。
宝物館に展示されている空也上人立像、平清盛坐像、
薬師如来坐像といった木造彫刻はいずれも
平安時代から鎌倉時代に造られたもの。
古びているけれど、風格を感じさせて非常に美しい。


そこから比較的近いという理由で(暑くて休憩したかった)、
ついでのように(笑)清水寺へ。
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アンラッキーなことに舞台が工事中で、写真が撮れず……。


どこへ行っても暑いので、
ちょっと涼しげなところがいいかな、と下賀茂神社へ。
古代からつづく「糺の森(ただすのもり)」は
緑に囲まれた荘厳なお社。
本殿まで、緑のトンネルを抜けていきます。
途中のお茶屋で水分補給なぞしながら。
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「暑い~」と連発しながらぶらぶら歩き、
宿泊先である伯父の家へ。
すると、伯父とイトコいわく、「今日は涼しかったね」。
京都の人の暑さに対する耐性に驚愕したのであった……。


to be continued……






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熊本旅行 ~その2 阿蘇山あとちょっと、の巻 [旅]

2日目、法要を終えた親戚一同(といっても2家族)が
向かう先は、阿蘇山。
今年こそ大観峰まで行こうぜい、と張り切っていたのだが、
ななんと、火山ガス発生のため火口は見られないとのこと。

くさせんり.JPG
草千里。曳き馬にも乗れる

でもせっかく来たのだから、とロープが張り巡らされ、
立ち入り禁止になっている火口ギリギリの駐車場まで登る。
火口付近.JPG
この向こうに火口があるのだ
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安全時は、中の歩道まで行ける

もやっと流れる霧+火山ガスに阻まれて、山の姿はなかなか見えない。
けど、自然が生み出す造形は見ていて飽きない。圧巻だ。


雲母が含まれていて、緑と紫のキラキラが入っている「光る石」。
光る石.JPG
これで100円はぼったくりじゃん、と思いつつも
好奇心に勝てず、つい怪しいおじさんから買ってしまった……。

ちょっと下ったところにある砂千里。
砂千里5.JPG
砂千里.JPG
一面砂かと思いきや、こんな石や
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こんな石も。
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旧(どんくらい?)火口付近はこんな。
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ゴボゴボとわき続けるコバルト色の火口を、子どものころに見た。
その光景が忘れられなくて、また見たいと思ったのにザンネンだ。
これはまたリベンジせねばー、と心残りのまま帰途につく。

しかし、大人になるといろんな事情がわかるから、
見なくとも理解できる部分や、ゆるせる部分も生まれてくる。
そうしたゆとりを自分で認めて、
時間の経過とともに変化している自分の感受性を自覚したりして、
ふふっとほほが緩む。そういうのも悪くない。



<オマケ1>
祖父母が遺した稲田。
こすもす.JPGこすもす2.JPG
休耕時には、このようにコスモスを植えてある。
ちなみに、コスモスは市の花だそうで、
市内いたるところで見ることができる。


<オマケ2>
帰り途中、せっかくだからと羽田に新しくオープンした
国際線ターミナルに寄ってみた。
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オープンしたばかりということもあって、すんごい人ごみ。
お茶する場所探しにも苦労しちゃった。
最終的には、京急乗り場付近の上島珈琲で、ほっと一息。
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アイス黒糖ミルク珈琲
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ロールケーキもね

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熊本旅行 ~その1 市内観光の巻 [旅]

先月末から今月初めにかけて、
母方の祖母の三回忌と祖父の二十七回忌のため、
3泊4日で熊本へ。
法要のためだけに高い交通費を払うのもナンなので、
昨年にひきつづき、今年もちょっとした観光をつけました。


金曜日夕刻、羽田発ANAに乗って熊本空港へ。
初日の宿は、熊本市内の交通の要所、交通センターの真上にある
その名も交通センターホテル
年季の入った建物だけれど、お値段サービスともに問題ナシ。
アクセスが至極便利な点が◎。
ホテルから.JPG
ホテルからの眺め


まずは、お決まりコースの熊本城。
大小天守.JPG
昨年来たときに両親の名前で一口城主を申し込んでおいたので、
その確認と、叔母がすすめてくれた「宇土櫓」の見学がメイン。


熊本で“戦後”といえば、一般的には西南戦争のことをいう(マジ)。
不落の名城とうたわれる熊本城の天守閣は、
西南戦争開戦の3日前に焼失したが、
それでもなお50日の籠城に耐えたという事実は、
熊本の人々に強大なインパクトを与えたのだった。

加藤清正が築城した熊本城は、98haにもわたる巨大な城だ。
しかも、どんな攻撃にも耐えうる堅牢なつくりを特徴とする。
なかでも、細部まで工夫をこらした「宇土櫓」は
創建当時から残る唯一の多層櫓で、
下から上まで見どころだらけだった。
宇土やぐら.JPG
宇土やぐら中.JPG
中はこんなふう。400年前に創建されたままだそう

銃眼.JPG
銃眼。ここから襲撃するのだ!

敵の襲来に備えた銃眼、石落とし、
わざと急に作ってある石段や武者返しなどを見ると、
戦を熟知した人間の仕事であることがよくわかる。


今まであまり知らなかったのだが、
そのほかにも城内には観るべき個所がじつに多かった。

「数奇屋丸二階御広間」「飯田丸五階櫓」など
観光客が比較的すくないスポットでは、
受付のおじさんが、特別に(!)床下を開けて
急な石造りの階段につづく玄関を見せてくれたり、
歴史小話を披露してくれたり、意外な面白さがあった。

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「飯田丸五階櫓」床下の階段を外から見たところ

いつもは何の案内もなくふらふらまわるだけだけれど、
たまにガイドの話に耳を傾けてみると、
歴史の端っこにあるちょっとしたエピソードが聞けていいもんだ。

石垣2.JPG
石垣.JPG
みっちり積み上げられた石垣。敵も登れぬ急斜面だ

ちなみに、いまは石垣しか残されていない場所も、
今後何十年もかけて櫓の復元を行うそうだ。
先人の知恵と現代の匠の技の融合による、
壮大なプロジェクトはいつ完成するのだろうか。
すべて終えた時、
加藤清正の偉業の全貌を見ることができると思うと、
いまからワクワクする。
それまで生きてなきゃあね。


そんなこんなで城見学を終えたら、腹ごしらえ。
熊本といえば、馬でしょう。ということで、
ふらふら歩きつつ、熊本ホルモンという店へ。
ごはんよりビールがほしくなる味だったよ……。
ランチ.JPG
馬ホルモン煮込み、からし蓮根、馬刺しのついたお得なランチセット



この後、交通センターからバスで約1時間の距離にある次の宿へ。
どこでも温泉のわいている土地ならではの温泉ドームに2泊。




<オマケ1>
熊本みやげの定番「松風」
松風.JPG
うすくてパリパリした甘いお菓子。
いつの間にか大量に食べてしまうので注意。

たぶん超ローカルな「みそ天神万十」
みそてんじんまんじゅう.JPG
市内にある味噌を祭った神社“みそ天神”の名物らしい。
皮に味噌とくるみが練りこんだ、ちょい濃厚なまんじゅう。

<オマケ2>
宿の食事
夜(大量)1日目 
このほかに鯛のあら炊き、茶碗蒸し、てんぷら、ごはん、だご汁(郷土食)、フルーツもつくのだ。
宿食.JPG
やっぱり大量 2日目 
宿食2.JPG
紙鍋もついたりして。
紙鍋.JPG

朝(普通)
熊本は米も味噌もうまいんだよ。
朝飯.JPG


次回へつづきます☆

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熊本へ 後篇 [旅]

法事を終えた後、ちょいとドライブ。
阿蘇が見える道の駅まで。
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このへん、阿蘇の外輪山(らしい)。天気悪いなあ

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途中にある菊池神社におまいり


最終日、両親と妹、叔母と従兄弟と連れ立って山鹿(やまが)に行く。
温泉や山鹿灯籠で有名な山鹿は歴史が古く、街並みも見ごたえがある。

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国指定重要文化財となっている「八千代座」へ。
江戸時代の建築を模して建てられた芝居小屋は、
大改装を経て来年で100周年を迎えるそうだ。
まさしく由緒正しいエンターテインメントの殿堂。
見学にはもれなくガイドがついてくるのだが、
私たちを案内してくれた女性は
キレのよい口上で芝居っ気たっぷりに、
建築構造や歴史、舞台の仕掛けについて説明してくれた。
わかりやすい上に大変面白かった。
舞台~花道~楽屋なども案内してくれる、
すばらしく充実した見学コースである。
山鹿観光の機会があれば、ぜひまた訪れてみたい。
八千代座天井.jpg
真鍮製のシャンデリアと天井広告画

祖母の家の近辺はどこを掘っても温泉が出る土地なので、
今回の宿泊先も当然、温泉付きだった。
初日の宿泊先「七城温泉ドーム」は、いつもは日帰りで行く場所。
ジャグジ、露天、マイナスイオンやサウナもあって楽しい。
2日目の「菊池グランドホテル」はフツーの温泉ホテルだが、
アルカリ性のお湯がよくてねえ。
源泉かけながしのぜいたく風呂に3回も入っちゃって、
お肌がつるんつるんですよ、1日たったら戻っちゃうけど(笑)。


余談だが、今回ちょいと驚いたのが、母の叔父にあたる人が、
焼酎の飲み方を訊かれて、「ビールで割る」と言っていたこと。
昔からよく飲む人ではあったが、そんな飲み方をするとは知らなかった。
てか、そんな飲み方は一般的なんだろうか。
ちなみにその人は90歳近いというのに、いまだに自ら運転するという。
田舎の一人暮らしだから、ほかに外出する術がないのだ。
当然のことではあるが、親戚一同みな年をとった。
できることであれば、いつまでも元気でいて欲しいものだ。


*参照ホームページ
八千代座
http://www.yachiyoza.com/

七城温泉ドーム
http://www.onsendome.com/

菊池グランドホテル
http://www.kikuchi-grandhotel.jp/


<オマケ>
オバマ大統領が乗ってきたと思われる米国政府専用機。
行きの羽田空港で捕獲しました。ラッキー☆
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熊本へ 前篇 [旅]

母方の祖母の一周忌のため、熊本に行ってきた。
ここ何年かは、主な目的が
祖母の身の回りの世話とか葬式だったため
空港と祖母の家とその近所くらいしか
出歩いたことがなかった。
というわけで、久々に観光だ。
初日のスケジュールは、妹がアレンジしてくれたのだが、
なぜか30分刻みで、ちょいと駆け足。


熊本空港
 ↓
熊本市内
 ・熊本城
 ・食事
 ・藤崎八旛宮
 ↓
菊池市(宿泊先)

クマモトジョー.jpg
熊本城は、昨年、祖母の葬式の際に行ったのだが、
本丸御殿を攻めることができなかったので、リベンジである。
昨年、修復されたばかりなので
いかにも新築のにおいがするのは興をそぐが、
修復作業というものは相当緻密に行われるのだなあ、と感心する。
広間.jpg
大広間。何畳敷きだい?


市内のだだっ広いアーケード内にて、ランチ。
せっかくだから名物を食べようぜい、と馬肉料理専門店<馬桜>へ。
妹は「ヒレステーキランチ」を、
わたしは「ヒレカツランチ」(いずれも1,800円ナリ)をチョイス。
ランチ.jpg
これはヒレカツ

ヒレステーキはしっかり噛みごたえがあり、ヒレカツは柔らかい。
どちらもあっさりしていて、うまかよ~(馬だけに!)
ふらっと入ってみたのだけれど、実は有名店らしい。
雰囲気もサービスもなかなかよく、落ち着けます。


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伝統のある藤崎八旛宮。静かで居心地良かった

熊本の総鎮守といわれる藤崎八旛宮へ
おまいりした後、熊本電鉄で
始発の「藤崎宮前」から終点の「御代志(みよし)」まで。
熊本電鉄.jpg
100周年。山手線と同級生だ

単線、ワンマン運転のローカル電車は
うらうらと、農村地帯をゆっくり走る。
乗客は30人ほどだったかな。
バスのように整理券をとり、降りるときに料金を払うシステム。
鉄分多めの妹は、いままでずっとこの電車に乗りたかったそうで、
そのためにスケジュールをきっちり組んだとのこと。
というのは、乗り継ぎのバスが1日に2本くらいしかないからだ。

終点の御代志駅でバスに乗り継ぎ、さらに30分ほどで到着。
私たちが降りると、バスは空っぽで走り去った。
採算とれないな。何しろド田舎だ。

宿泊先で、両親と親戚と合流。法事は翌日。


……長くなるので、後篇につづく☆


*参照ホームページ
熊本城
http://www.manyou-kumamoto.jp/castle/

熊本馬肉料理専門店<馬桜>
http://www.umasakura.com/

藤崎八旛宮
http://www.fujisakigu.or.jp/

熊本電鉄
http://www.kumamotodentetsu.co.jp/


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ココロのせんたく [旅]

20日(木)から23日(日)にかけて、
熊本の祖母の家に行ってきた。

祖母は90歳を超えたいまも一人暮らしをしているので、
非常に心配なのだが、なにしろ遠方なのでなかなか行くことができない。
今回は、母と妹が行くというので便乗することにした。

祖母の家を訪ねるのは、およそ6年ぶりだったが、
びっくりするほど変わっていなかった。
古びた家具も、庭に放られた農機具も、そして祖母も。
少々、記憶があやふやなところがあったり、耳が遠かったりするが、
元気いっぱいでよくしゃべるし、よく食べる。
こりゃー、あと20年くらい生きるのではないかと
ほっと胸をなでおろした。

今回の旅の目的は祖母のようすを見ることだったので観光は一切なし。
唯一の楽しみといえば、毎晩、近所の温泉に行ったくらい。
菊池市にある「七城温泉ドーム」という
町営の公衆浴場で、大広間やレストラン、宿泊施設も併設されている。
ここのお湯はとてもよかった。
マイナスイオン浴やジャグジ、露天風呂など
さまざまな入り方が楽しめるバラエティー豊富なつくりで、
お肌もつるんつるんになって、心身ともにゆるゆるできた。

それともうひとつ、のどかな田園風景。
この時代にあって、コンビニもスーパーも
クルマで行く距離にあるとーっても田舎なところで、
見渡す限り田圃か畑、もしくは雑木林といった風景が広がっている。
日本の原風景がそこにはあった。

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春の息吹もちらほら。

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なのはな。

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つくし。

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人の手が入らない自然のなかでひとりぽけーっとしていたら、
野放図に生え盛る植物たちの力の偉大さをしみじみと感じられた。
自然とともに生きることは何よりも尊い。
こんな土地に生まれ育ったら、力強い心を育むことができるかもしれない。
久しぶりに訪れたド田舎の風景に、心をざぶざぶ洗われた心地になった。
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