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kokua@NHKホール [音楽]

kokua Tour 2016 「Progress」
6/24(金) NHKホール

NHKのドキュメンタリ番組「プロフェッショナル」の
テーマソング「Progress」を演奏しているのがこのバンド、kokuaだ。
シンガーソングライターのスガシカオがヴォーカルを務め、
武部聡志、小倉博和、根岸孝旨、屋敷豪太という
日本の音楽業界をリードするベテランメンバーにより構成される。
しかし、番組のテーマソングのために結成された
バンドであるため、コンスタントな活動はしていない。
というわけで、10周年にあたる今年、初めてのアルバムをリリースし、
初めてのライブツアーを行った。
今回は、そのファーストツアーの最終日にあたる。

kokuaの楽曲は、アルバムに収録されたたった12曲。
それだけでライブが終わるわけはないので、
そのほかにスガのオリジナル楽曲とカバー曲が披露された。
幕開けはインストゥルメンタルの「BEATOPIA」。
次いで、早くも「Progress」が演奏され、会場のテンションが一気に上がった。
引き続いて、バンドメンバーが1曲ずつ持ち寄ったという
アルバム収録曲が、制作時のエピソードとともに披露された。
ジャンルや経歴などもさまざまな彼らの個性が発揮されていて、
ヴァラエティゆたかで聴いていて飽きない。
しかも、メンバー自身がじつに楽しそうに演奏していたのが印象に残った。

スガのソロ名義のライブなら、こうはいかない。
どちらかというと悪ガキがそのまま大人になったような
やんちゃなメンバーの集まりのようなバンドだから、
荒っぽくて、非常にスリリングだ。
それに対してkokuaのライブは、
スガの言葉通り、「大人のライブ」。
余裕があって、品格を備え、安心して聴いていられる。

なかでもカバーコーナーで演奏した
Simply Redの「Stars」がとてもよかった。
正直言って英語の発音は全然ダメなんだけれど、
歌に乗せればそれなりに聞こえるのが不思議だ。
Simply Redのドラマーだった屋敷豪太が
ミック・ハックネルに直々に許可を求めたそうだ。
いつになくていねいに歌うスガは、とてもいい顔をしていた。
最近はシャウトしている場面のほうをよく観ていたこともあって、
久しぶりに彼の歌をうまいと思った(笑)。
表情、緩急のつけかたは、やはりさすがだ。あらためて。
それにしても、まさかスガがこの歌を歌うとは。
昔大好きでよく聴いていた歌だったから、なおさらうれしい。
また、井上陽水の「青空、ひとりきり」もすばらしかった。
今まで見たことのないスガの世界が開かれてゆく様を見た思いがする。

ベテランがそろったバンドの音は、
練れていて大変聴きごたえがあった。
なかでも若いころから好きだった屋敷豪太の演奏には、はっとさせられた。
ずいぶん前から知っていたのに、ライブで聴くのは初めてかもしれない。
リムの使い方やちょっとしたブレイクのフレーズなどが、
いちいちおしゃれで大変スマート。
さすが、世界の屋敷豪太という感じだった。

「またこのメンバーでやりたい」と何度となく口にする彼らは
いずれまた、このステージに戻ってくるのだろう。
次は20周年の時になるか?
いや、それまで待つ必要はないのではないか、という
予感をにおわせてライブは締めくくられた。

<セットリスト> ※ナタリーさんからいただきました
01. BEATOPIA
02. Progress
03. 幼虫と抜け殻
04. オバケエントツ
05. 愛について
06. 1995
07. 黒い靴
08. 道程
09. kokua's talk 2
10. 街角
11. Stars
12. Everytime You Go Away
13. 青空、ひとりきり
14. 私たちの望むものは
15. Music Train ~春の魔術師~
16. Blue
17. コノユビトマレ
18. 午後のパレード
19. 夢のゴール
アンコール
20. 砂時計
21. Progress


Progress

Progress

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2016/06/01
  • メディア: CD



タグ:kokua
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