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『文学賞メッタ斬り!2008年版』公開収録トークショー [もろもろ]

 

東京に大雪が降った2月3日(日)
『本の雑誌』読者や本好きの方にはおなじみの
豊崎由美さんと大森望さんのトークショーに行ってきた。
テーマはこれまたおなじみ
「芥川賞、直木賞をメッタ斬り」!
ゲストに芥川賞作家の長嶋有、直木賞作家の石田衣良を迎えて
約3時間、辛口満載の爆笑トークが繰り広げられた。


豊崎さんと大森さんが登場して、最初の話題は
「大森さんのかばんは見つかったか?」。
その日、大森さんは電車の中でパソコン入りのかばんを
つい網棚に上げてしまったのだそうだ。
それでうっかり、かばんを忘れたまま電車を降りてしまい、
未だ見つからずということなのだった。
明日締め切りのテキストデータも入っているというパソコンが
気になるのか、やけに口数がすくない様子。
一人目のゲスト、長嶋さんにも
「今日は精彩を欠いている」と言われてしまっていた。


長嶋有さんとのトーク内容は、
作家デビューの経緯や芥川賞をとってからの変化、
制作の裏側などなどなど。
ひょうひょうとした自然体の話し方がすてきだ。

そして、文壇きってのイケメン作家、石田衣良さんは
鮮やかなグリーンのジャケットにネクタイ姿で登場!
同じくデビュー秘話や直木賞後の変化、
作家同士のつながりや確執(!)など、
相当な暴露っぷりで場内を大いにわかせた。

そして最後にお二方が合流して、4人でトーク。
それぞれ話されるデンジャラスで大胆きわまりない発言に会場大爆笑。
中でも文学賞の選考委員をされている先生方のエピソードは
本当にたまらなく危険でおかしく、興味深く拝聴した。


今まで活字でしか触れたことのない方たちが
お話しされる姿って、実に新鮮だ。
石田さんはテレビでよく見るので
どういう話し方をされるのかは知っていたけれど、
ほかの方たちは動く姿を見るのも初めてだったから。
文章を書く人ってお話も上手なのね。
特に豊崎さんは、あんなことやこんなことまで
ゲストの話を巧みに引き出していて、さすが!
あらためて尊敬いたしました。

文壇を敵にまわしてバッサバッサと斬りまくるトークは
面白いだけでなく(当然だ)、
文学を知り尽くしているからこそ、そして愛着を感じているからこそ
言えることばかりで、勉強になる。
また作家のお二方の、著作に対する思いや考え方には、
思わずはっとさせられるところもあった。
こういったトークはたとえば本を10冊読むより、よほど得るものが多い。

今回のトークは『文学賞メッタ斬り!2008年版』の公開収録なんだが、
果たしてどこまで収録されるんだろう。
きっとあまりにもデンジャラスでカットされる部分もあるんだろうな。
詳しくはこんなブログには書けません。
興味をもたれた方は、4月に発売される予定の
『文学賞メッタ斬り!2008年版』をぜひお買い上げください。

 

参考までに、こちらは旧作の文庫版です。

文学賞メッタ斬り! (ちくま文庫 お 58-1)

文学賞メッタ斬り! (ちくま文庫 お 58-1)

  • 作者: 大森 望, 豊崎 由美
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2008/01/09
  • メディア: 文庫



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コメント 8

ミホ

危険で楽しそうなにおいがプンプンしてますね~。
文学賞選考委員の裏話、たのしそー♪
古くからの賞だけに、色んな確執とかあるんでしょうねぇ。
それにしても大胆な企画で、ビックリです。
by ミホ (2008-02-07 11:35) 

りつ

社長の“愛と毒”に満ちた生トーク、私も拝聴したかったです!
『文学賞メッタ斬り!2008年版』 マストですな 。
今回のトークショー、「袋とじ」でも「あぶり出し」でもいいので
全文掲載してほしいです。
by りつ (2008-02-08 21:13) 

lucksun

>ミホさん
もうね、そこまで言っちゃっていいの!?というくらい
キワキワなお話は、まるで文壇ワイドショーでした。
でも、ちゃんとまじめな話もあって(笑)、
各文学賞の存在意義や価値、小説とはどうあるべきかなど、
かなり濃厚な話が聞けて楽しかったですよ。
本好きの方には絶対おすすめです。

>りつさん
いらっしゃいませ!
そうそう、愛があるから毒も吐く、トヨザキ社長のお言葉には
毎度、感服せざるを得ません。
それにしても、生トークすごいです!
りつさんにもぜひ体験していただきたいなーと思います。
こんど機会があったら、ぜひご一緒しましょう。
by lucksun (2008-02-09 01:07) 

lucksun

>kanonさん
nice!ありがとうございます~~♪
by lucksun (2008-02-09 01:07) 

junper

うわーっ、このトークショーは面白そう・・・
全文掲載されなかったら、その時はlucksunさんがこのブログで補足するっていうのはどうでしょうか(笑)
by junper (2008-02-09 14:50) 

lucksun

>junperさん
正直言って、これはすごかったです。
今年初の衝撃体験でした。
一介の読者には知られざる文学賞の裏側を
惜しげもなく披露されていました。
なかでも、ノイズ系のミュージシャンでもある作家N氏
(わかりますよね?)と石田衣良氏の仲たがい(?)話に驚きました。
文壇の人間関係って、思ったより濃厚な様子です。
全文掲載されなかったときはわたしが……って、
そのときまで覚えてられたらですね(笑)。
by lucksun (2008-02-10 02:34) 

浩子

私もあの日、同じ会場におりました(前から3列目の端っこに座っていました)。lucksunさんもいらっしゃっていたとは!お会いしたかったですね。
あの日、社長はほんと、がんばってましたねー(笑)。後日談をちらっと伺ったのですが、大森さんのPC、無事に出てきたそうです。よかったよかった。
衣良さんの、セルフイメージを徹底的に守るというか作り上げているというか、の役者っぷり、長嶋さんのお茶目なマジメさに私も笑いっぱなしでした。メッタ斬り!の刊行、待ち遠しいですね。
by 浩子 (2008-02-10 15:42) 

lucksun

>浩子さん
えっっ!? あの場にいらしたんですか!
うわー、ぜひお会いしたかったです。はー、残念……。
でも、こういったイベントのときにもしかしたら
お会いできるかもしれないということですよね。

大森さんのPC見つかったとのこと、本当に良かったです。
帰ってからもずっと心配だったので(笑)。
石田さんと長嶋さんの飾らないお話しぶり、
本当に楽しく聞くことができて、貴重な体験となりました。
どこまで編集されるのか興味津津です。
発売されたらすかさず本屋にダッシュ!ですね。
by lucksun (2008-02-12 01:12) 

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