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直木賞受賞記念 担当編集者たちが語る佐藤正午 [本]

9月11日(月)、三省堂書店神保町本店で行われた
「担当編集者たちが語る佐藤正午」なるイベントに参加した。

佐藤正午の直木賞受賞を記念して、
担当編集者が作家について語るという異例のイベントだ。
先ごろ、佐藤正午は直木賞授賞式を欠席し、
在住地の「佐世保から出ない」ことで話題になった。

彼の読者であれば既知のことであるが、
小説の舞台が東京であろうと海外であろうと、
佐世保から出ずに調査を重ねて、
まるで現地調査を綿密に行ったかのごとく
リアリティあふれる描写をするのが佐藤正午の持ち味なのだ。
ならば、というわけでもなかろうが、
作家が不在のまま編集者たちが語ることで
創作の裏側を探るという試みである。
正午さんはこの日のイベントをもちろん知っていて、
電話で「今日だよね」と話したという。

直木賞受賞作『月の満ち欠け』を担当した岩波書店の坂本政謙さん、
山田風太郎賞受賞作『鳩の撃退法』を担当した稲垣伸寿さんのおふたりが
佐藤正午の創作過程のエピソードや、やりとりなどを開陳した。

裏側の話とはなぜ、かくも面白いのか。
そこに創作に関わる人たちの素の姿が垣間見えるからではないかと思う。
イベントの冒頭で、SNSでぜひ拡散してください、といわれたが、
なかには公表できない話もあり、そのときは
“オフレコ”の札を上げて発言するという洒落た演出もなされた。

自分が手がけた作品が賞を取るというのは、
編集者にとって望外の喜びであることだろう。
わたしは書籍に携わったことがないのでそういう機会は皆無だが、
協力して作り上げた作品が評価されることは
何にも代えがたいのではないかと思う。

稲垣さんは、「佐藤正午は出版社ではなく編集者につく作家」だといった。
いかにも、正午さんらしい。
肩書や年齢で人を見ない、そういう姿勢が作品からもうかがえる。
正午さんのことを語るおふたりはとても楽しそうで、
お互いの仕事を尊重していることがよくわかる。
出版社は異なっても、正午さんを真ん中にした
チームのメンバーという感じを受けた。

作家への愛情と編集者の心意気が感じられる
ほんわかした雰囲気のイベントだった。
こういうイベントを実現できる編集者たちの洒落っ気がいい。


月の満ち欠け

月の満ち欠け

  • 作者: 佐藤 正午
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2017/04/06
  • メディア: 単行本



鳩の撃退法 上

鳩の撃退法 上

  • 作者: 佐藤 正午
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2014/11/13
  • メディア: 単行本



鳩の撃退法 下

鳩の撃退法 下

  • 作者: 佐藤 正午
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2014/11/13
  • メディア: 単行本



※以下、佐藤正午作品のレビュー(本ブログ)。ご参考まで。
『月の満ち欠け』
『鳩の撃退法』
『身の上話』
『アンダーリポート』
『5』
『彼女について知ることのすべて』
『ありのすさび』
『カップルズ』


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東京JAZZ@NHKホール [音楽]


第16回 東京JAZZ “the HALL”
9月2日(土) NHKホール

ことしは夏らしいことをほとんどしていない。
もくもくと仕事をしていて夏休みもまだとっていない。
唯一の、といってもいいイベントが東京JAZZだった。
バンド仲間のT氏の希望でリー・リトナーの出演回を観に行った。

毎年恒例の東京JAZZは、ことしから渋谷開催になった。
昨年までの有楽町とは、やはり雰囲気が違う。
何しろ年齢層の低い街だから、たいそうにぎやか。
加えて、昨今は海外からの観光客も増えた。すなわち
人口密度が高くて歩きにくくてかなわないなか、
なんと駅前からセンター街を演奏しながらパレードするという
大胆な企画を実行したのである。
買い物客や観光客に囲まれつつ、バンドたちは演奏しながら練り練り歩く。
IMG_2590.JPG
IMG_2598.JPG
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どーもくん、うさじいも。彼らはめっちゃ人気者だ。

この日の演目は、
◆H ZETTRIO with special guest 野宮真貴
◆アル・ディ・メオラ
◆リー・リトナーGUITAR SUMMIT
with パット・マルティーノ、デイヴ・グルーシン、
デイヴ・ウェックル、トム・ケネディ

一番手のH ZETTRIOは
以前、東京事変のメンバーだったH是都M、
あるいはヒイズミマサユ機の名で活躍していた
H ZETT Mを中心とするピアノトリオ。
ピアノ、ベース、ドラムスというシンプルな構成で
ドライブ感あふれるキャッチーなメロディーを奏でる。
わたくしH ZETT Mには一方的にお世話になったことがある。
今回同行したT氏と一緒にやっていたバンドで
東京事変の「群青日和」をやったことがあるのだ。
シンプルながら凝ったフレーズもあり、弾いていてとても楽しい曲だった。
そんなわけで主に彼のピアノプレイに注目したが、
若さあふれる元気なプレイスタイルで、
時折スタンディングのまま、ノリよく弾きまくっていた。
渋谷開催ということにかけて、
途中で渋谷系代表(?)の野宮真貴が登場してコラボレーション。
おしゃれな音楽を聴かせてくれた。

PIANO CRAZE[EXCITING FLIGHT 盤]

PIANO CRAZE[EXCITING FLIGHT 盤]

  • アーティスト: H ZETTRIO,H ZETT M
  • 出版社/メーカー: apart.RECORDS
  • 発売日: 2016/09/07
  • メディア: CD




2番手のアル・ディ・メオラはまったく聴いたことがなかった。
T氏は昔聴いたことがあると言っていた。
クロマティック・スケール(半音階)で有名な人らしい。
すなわち、全部の音を弾くということだったが、果たしてまさにその通り。
今回は「ELEGANT GYPSY 40TH ANNIVERSARY ELECTRIC TOUR」とのことだが、
40年たってもまるで変わらず、ガンガン弾きまくっていた。
早い時期にスタイルが確立していて、それをキープしているのだ。
良くも悪くも変わらないってすごいと思う。

エレガント・ジプシー(期間生産限定盤)

エレガント・ジプシー(期間生産限定盤)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: SMJ
  • 発売日: 2016/04/27
  • メディア: CD




3組目のリー・リトナーはフュージョン界のギター・ヒーロー。
ギター好きな人たちのあこがれの存在だ。
テクニックはもちろん、ていねいに楽しみつつ弾く姿がじつに素敵だ。
鍵盤のデイヴ・グルーシンと奏でるメロディー、
同じくギタリストのパット・マルティーノと呼吸を合わせて生み出す
珠玉の音楽は、体験する価値が存分にある。
今ここでしか聴くことのできない音楽、という思いがした。
ジャズといえばインプロヴィゼーションが多いので当然なのだが、
本当にそのときどきで演奏が変わるため、印象もその都度ちがうものになる。
同じ曲でも、聴くたびに新鮮。だからジャズって面白いのかもしれない。

キャプテン・フィンガーズ(期間生産限定盤)

キャプテン・フィンガーズ(期間生産限定盤)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: SMJ
  • 発売日: 2016/05/25
  • メディア: CD



プラチナム・ベスト リー・リトナー

プラチナム・ベスト リー・リトナー

  • アーティスト: リー・リトナー
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2013/10/23
  • メディア: CD




ライブ帰り、渋い居酒屋で飲んでいたら
観てきたばかりのH ZETTRIOがテレビに出ていて面白かった。
渋谷開催は成功なんだろうか?
来年はまた有楽町に戻ることになるのかもしれない、とふと思った。

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『月の満ち欠け』 [本]

『月の満ち欠け』 佐藤正午 著

本作は先日、第157回直木賞の候補作にあがった。
選考は7月19日。結果を楽しみにしている。


☆☆追記☆☆
7月19日、なんと、ついに直木賞決定!
この日をずっと待ちわびていました。
朝日新聞デジタルの記事はこちら


佐藤正午の本は出れば必ず読む。
本作もその例に倣い、4月に刊行されてすぐに読み切ったのだが、
今までレビューを書かなかった。それには理由がある。
ひとつには、自分の感想がなかなかまとまらず、
どう書いたらよいのかわからなかった。
まとまったところで文章にしづらいと思っていた。
もうひとつには、本作を読んだ後に『書くインタビュー 3』が
刊行されたので、そちらと合わせて書きたいと思っていたからでもある。
というのは、『月の満ち欠け』を読み解くヒントが
見つかるのではないかと考えていたからだ。
……というのは、本作のレビューを書くつもりでいて
今まで延ばしてしまった、単なる言い訳です。


小山内堅は東京ステーションホテルのカフェで
とある母娘と会った。
るり、と名乗る7歳の娘は小山内のことをよく知っている。
コーヒーはブラックが好み。家族3人でどら焼きを食べたことがある――。
その娘は、かつて小山内の娘の瑠璃だったというのだ。
それは、いったい何を意味するのか。
小山内が妻と娘と一緒に暮らしていた頃に始まり、
長きにわたる過去をひもときつつ、
“るり”をめぐる長い物語が始まる。

著者の作品でいえば『Y』『5』の系譜につながる
超常現象を扱っている。
一つ間違えばファンタジーになりかねない
きわどい題材を、著者ならではの緻密な筆致により、
違和感なく読ませる。一種、不思議な味わいをもつ作品だ。

好きな人に会うために生まれ変わりをつづける彼女の強い思い、
そして思いを遂げるためにとった行動の仔細、
あるいはその周囲にいる人々の反応、交わした会話に至るまで、
一点も漏らすことなく丁寧に、細心の注意を払って、
しかも物語の勢いを損なうことなく書ききっている。
冒頭では突飛な設定に頭の中に疑問符が飛び交うが、
読み進むにつれ、どんな設定も人物も行動も、
なんの違和感もなく思えてくる。
読者を惑わせ、物語にごく自然に引き入れる
巧みさに思わず圧倒されてしまう。
そしてラストでは、一人の人を追い続け、
ようやく思いを遂げた彼女の執念にも似た愛情の深さに胸を打たれた。


一方、後日刊行された『書くインタビュー 3』では、
聞き手の東根ユミとの往復メールを通して、
著者の創作にかける思い、小説作法などが惜しげもなく開陳される。
ときには失礼とも思える質問に、
茶々を入れたりまっとうに答えたり、
その時々に応じた著者らしい回答がたいへん興味深い。
なかでも印象深かったのは、トルストイの
『アンナ・カレーニナ』の一文を引いて、
小説の細部へのこだわり、あるいは細部を描写することにより
際立つ小説の読みどころについて言及するくだりである。
著者の諧謔がいかんなく発揮された文章そのものの味わいをも楽しめる。

本作であらためて著者の仕事の細かさ、見事さにふれ、
小説家もしくは作家という呼び名よりも「小説職人」と呼びたくなった。

近年、新刊を読む比率は減ってきているが、
敬愛する作家の作品を読む機会だけはなくさずにいたい。
ちなみに、ことしも上半期を過ぎようとする現時点では
迷うことなく本作をベストに決めた。

月の満ち欠け

月の満ち欠け

  • 作者: 佐藤 正午
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2017/04/06
  • メディア: 単行本



書くインタビュー 3 (小学館文庫)

書くインタビュー 3 (小学館文庫)

  • 作者: 佐藤 正午
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2017/05/09
  • メディア: 文庫



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スガシカオ@さいたまスーパーアリーナ [音楽]


「スガフェス!~20年に一度のミラクルフェス~」
2017/5/6(土)
さいたまスーパーアリーナ

大型連休後半の土曜日は、さいたまスーパーアリーナへ。
初めて行ったときは遠いと思ったけれど、
さいきんではすっかり慣れた道だ。
今回は、スガシカオのデビュー20周年を記念するイベント。
主催者であるスガと交流のあるアーティストたちを中心に、
バラエティ豊かなアーティストたちが出演した。


13時スタートの一番手は怒髪天。
汗臭さと中年の悲哀が漂う演歌ロックは趣味じゃないけれど、嫌いでもない。
気軽に見るにはうってつけだ。
しかし、長丁場のイベントの悲しいところで、
最初のステージはまだ客がまばら。
少々さみしい観客を相手にテンションも今一つ上がらない様子だった。
終盤で、主催のスガを呼び込んで、「夜空ノムコウ」を合唱。
「さいたまスーパーアリーナで、スガシカオとカラオケをしています」との
トークに会場が沸く。
ゆるっとほんわり、会場を温めてくれた。

赤ら月(初回限定盤A)(DVD付)

赤ら月(初回限定盤A)(DVD付)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: インペリアルレコード
  • 発売日: 2017/05/24
  • メディア: CD



赤ら月(初回限定盤B)

赤ら月(初回限定盤B)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: インペリアルレコード
  • 発売日: 2017/05/24
  • メディア: CD



2番目はTHE BACK HORN。
ギターの栄純はサマソニのステージで
スガのバンドメンバーだったからよく知っているが、それ以外はまったくわからず。
こういう音楽だったのか!と初めて知った次第。むむ、微妙だな。

あなたが待ってる (初回限定盤)

あなたが待ってる (初回限定盤)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2017/02/22
  • メディア: CD




3番目、UNISON SQUARE GARDENも特に関心なかったので、
休憩タイムと称して会場を出てビールを補給。
お、そういえば鹿野淳のDJも観たぞ。
相変わらず熱い男だな。やり手のオーガナイザーだが、
そこらにいる兄ちゃんと変わらないところがある意味魅力的なんだ。

その後になぜか、ふなっしーが登場。
スガと交流はなく、なぜ出演しているのかはわからんが、
生ふなっしー、思った以上に動きが激しくて笑えた。
会場のテンションもおかしな感じに上がっていて面白い。

そしてRADIO FISH。
じつは好きなんだよね。
踊る人は基本的に好きだし、確信犯的なパフォーマンスが面白い。
中田あっちゃんは、スガとはお友達だそうだ。
パフォーマンスの完成度が高く、さすがテレビの人たちという感じでした。

PERFECT HUMAN(TYPE-A)(DVD付)

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  • アーティスト: RADIO FISH,RADIO FISH,JUVENILE
  • 出版社/メーカー: よしもとアール・アンド・シー
  • 発売日: 2016/05/25
  • メディア: CD



WORLD IS MINE(Type-A)(DVD付)

WORLD IS MINE(Type-A)(DVD付)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: よしもとアール・アンド・シー
  • 発売日: 2016/10/12
  • メディア: CD



で、なぜか(笑)稲川淳二の怪談。
たしかに面白いんだけど、怪談はだだっぴろい場所で聴いても
まったく怖くないということがわかった。
恐怖感は、表情や声色、その場の雰囲気などに起因するものなのだ。

そして第一部のラストは、Mr.Children。
ミスチルのライブは2007年9月9日の横浜国際競技場以来で、
じつに10年ぶりであった。
過去の記録を紐解くと、今回が11回目になる。
桜井くんはスガの友達で、お互いに影響を受け合ったりしているそうだ。
そんな桜井くんはスガのコスプレで登場して、会場を沸かせる。
「fanfare」「跳べ」「Tomorrow never knows」「終わりなき旅」など、
最近まったく聴いていないわたしもよく知っている
(しかもフルコーラス歌える)曲ばかりやるので、思わずテンションが上がる。
終盤でスガを呼び込んで、「ファスナー」を! やるのか!
いや、鼻息荒くなりました。
スガっぽくて、だけどはっきりとミスチルの音楽で、すばらしかったです。

ヒカリノアトリエ

ヒカリノアトリエ

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: トイズファクトリー
  • 発売日: 2017/01/11
  • メディア: CD




メインはやはり第二部で、スガ出ずっぱり、
濃密なメンバーが入れ替わり立ち替わりの
めくるめくパフォーマンスが繰り広げられた。
まずは、ハウスバンドkokuaの「夢のゴール」。
さすがの安定感。ぴたりと耳に吸い付くような演奏が心地よい。

Progress

Progress

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2016/06/01
  • メディア: CD




そして、SKY-HIが登場。っていっても
知らない人だったんだけど、ラップが上手だね。
比較的、年齢層の高いアーティストたちのなかで唯一、
はつらつとしたパフォーマンスが新鮮だった。



Silly Game(DVD付)(Documentary盤)

Silly Game(DVD付)(Documentary盤)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: avex trax
  • 発売日: 2017/05/31
  • メディア: CD



お次は、スガンプーユなるユニット。
メンバーは、スガ、山村隆太(flumpool)、高橋優。
正直言って、スガ以外のメンバーはあまり好みでなく、
どうなんだろうかと思ったが、意外に良かったです。
歌はいまいちなので、ハモるとちょっと微妙だけれど、
ギター3本の演奏はなかなか良いものだった。
福山雅治の「家族になろうよ」をカバーしたくだりには、
ちょっとほろりとしました。
この曲が今回のイベント全体を象徴しているようで、感慨深い。
フェスの出演者全員が今後、
スガのファミリーとなっていくような予感をさせたのだ。

ラストコール 初回限定盤CD+DVD

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  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: A-Sketch
  • 発売日: 2017/03/15
  • メディア: CD



高橋優 BEST 2009-2015 『笑う約束』(通常盤)

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  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2015/07/22
  • メディア: CD




そして、紅一点の水樹奈々。
わたしの周りはどうやら彼女のファンだらけだったらしく、
異常な盛り上がりを見せていた。声優のファンは熱いぜ。
独特の振りなどがあって、そんな彼らを観ているのも楽しかった。
しかし、水樹奈々の歌唱力、声量には圧倒的で、
一瞬で会場全体を制してしまう。本当にすごい。
全身に彼女の思いを浴びたようだった。

タイトル未定 劇場版アニメ「魔法少女リリカルなのはReflection」主題歌

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  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • 発売日: 2017/07/19
  • メディア: CD




その次はスガのお友達バンド、ポルノグラフィティなんだが、
わりと盛り上がっていたのだけど、まったく興味ないので、一歩ひいて観戦。
スガの楽曲のメドレーは面白かったけれどね。

そしてイベントのラストを飾るのはもちろん、スガシカオだ。
セットリストは、以下の通り。
・アイタイ
・Real Face
・ドキドキしちゃう
・91時91分
・アストライド
・奇跡
・Re:You
・19才
・したくてたまらない

ライブのど定番ばかりをもってきた。これは、テンション上がるね!
アップテンポなナンバーのなかに、「アストライド」を差し込むあたり、
スガの20年のキャリアに裏打ちされた自信を感じる。
今日ここまで来られた自分のすべてを出し切る覚悟、
そしてそれを見守ってほしいという願いが混ざったようなメッセージが伝わる。
ラストの「したくてたまらない」では、アリーナの外周を人力車で回る。
アリーナ後方の右端にいたので、30センチの距離で観たったよ!

そして本当のラストには、
出演者全員がステージに上がり、スガの20周年を祝う。
最後までみんな残っていたことに驚き、感動した。
さらには、スガの感謝の言葉に胸がつまる。
一度はメジャーレーベルから外れインディーズとなったけれど、
再びメジャーシーンへ上がってきて、今ここにいること。
今まで支えてきてくれた人たちに恩返しをしたいということ。
そんな言葉を聴いて、デビュー以来20年、
聴き続けてきてよかったな、と思う。

音楽なんて世の中にあまたあるし、そのなかで
好きな音楽を見つけて移ろうのも自由だ。
わたしも実際スガだけを聴いているわけではないし、
むしろスガ以外の音楽を聴いている時間のほうが圧倒的に多いけれど、
やはり、彼の音楽が好きだとあらためて感じた。
独特な世界観、歌詞とトラックのバランス、歌声も好きだ。
そういえば、さいきんスガの歌は驚くほどクリアになってきた。
一時期のガサガサしたシャウトはほとんどない。
歌自体をきちんと聞かせてくれるのは、何よりもうれしいものだ。

大きな会場で大勢と盛り上がるのは楽しい。
だけれど、小さなハコでぐらんぐらん揺れるような濃密なライブが好きだ。
今後はどんなステージを見せてくれるんだろうか。
いや、その前にチケットとれるのか? 争奪戦を勝ち抜くべく、頑張ろう。


LIVE FILMS 2015-2016 -20th Anniversary LIMITED EDITION- (完全生産限定) [Blu-ray]

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  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • メディア: Blu-ray



THE LAST (初回限定盤 CD+特典CD)

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  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2016/01/20
  • メディア: CD



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連休文化活動 [アート]

「横尾忠則 HANGA JUNGLE」
2017/4/22(土)〜6/18(日)
町田市立国際版画美術館


20代のころ6年ほど町田に住んだことがあって、
当時はぽっかり時間が空くと、
ピクニックがてらこの美術館によく行った。
広々とした公園の中というロケーション、
駅から歩いて行けるアクセスの良さもあり、比較的訪れやすい場所だ。
さらには版画に特化した美術館という珍しさもあり、
郊外の美術館にしては来館者が多いのではないだろうか。

今回の展示は、多種多様な約250点の「HANGA」を通して
横尾忠則の創作活動の全貌に迫る。

わたしが横尾忠則の作品を意識してみるようになったきっかけは、
20代のころよく観に行った唐十郎の芝居だ。
もともと60年代のカルチャーが好きだったところに、
先輩に誘われて観に行った赤テントの芝居が
衝撃的に面白くて、その後も何度か訪れた。
その唐十郎の芝居のポスターなどを手がけていたのが横尾忠則だったのだ。
当時すでに有名なアーティストで、その活動を追うと、
思いもかけない方向へ導かれていくような怪しさにグッと興味をひかれた。
さらには文章も魅力的で、横尾の多才さを敬愛してやまない。

さて、横尾の作品といえば代表的なものはやはり芝居のポスターなどで、
ヴィヴィッドな色合いで目を引くものが多い。
その多くはシルクスクリーンだが、
木版やリトグラフもあり、それぞれの特色に合わせて
モチーフを選んでいる点が興味深い。
たとえば、東海道五十三次に材を取った作品には
木版を使い、やわらかな味わいを醸し出している。

グラフィックデザイナーとして活躍した後、
1982年に「画家宣言」をするが、それでもなお
自身の作家活動と並行してコマーシャルアートも多く手がけた。
元々、グラフィック出身ということもあり、
構成、色使いともひじょうに巧みである。
コマーシャルアートの場においても、その枠のなかで
ファインアートを実践する試みを全身で楽しんでいる印象を受ける。
制限があるなかで表現の可能性を試すといったたくらみに満ちていて、
どの作品も、独自の世界観がちりばめられている。
加えていえば、40年以上前の作品もまったく色あせることなく、
現代のアートといってもなんら違和感のないことに驚いてしまう。

作品群に一貫するのは、実験的なスタイルだ。
横尾の芸術に対する姿勢のぶれなさに感嘆した。

<町田市立国際版画美術館ホームページ>
http://hanga-museum.jp/


………………………

そして、町田に行った理由はもう一つあった。


「本の雑誌 厄よけ展」
2017/4/22(土)~6/25(日)
町田市民文学館ことばらんど
※観覧無料

1976年の創刊から42年を迎えた
『本の雑誌』の軌跡を振り返る初めての大回顧展である。
個人的なことをいえば、
『本の雑誌』、そして椎名誠との出会いが
編集とライティングの仕事を選ぶきっかけとなった。
そんなこともあり、今回の展示は自身の原点にかえる意味もあって
ひじょうに興味深かった。
初期から最新号までずらりと並ぶ表紙を見て、
「この号、よく覚えてる!」と思ったり、その変遷にしみじみしたり。
また『本の雑誌』の前身である手書きの同人誌などは
本当によくできていて、しかもどれも
作り手が楽しんでいることが伝わってきて、
紙媒体の魅力をあらためて知ることとなった。
さらには、先ごろ若くして亡くなった吉野朔美さんの
原画の展示を観て、吉野さんに教わったことの多さをかみしめる。

『本の雑誌』で紹介された本や執筆していた方々の存在、
本誌を通して得た出版活動全般にかかわる情報などが
今の自分の中心をつくってくれたのだと思う。

今回の展示に際して歴代の執筆者から寄せられたコメントもまた、
さまざまな思いが込められていて見ごたえがあった。

最近はあまりじっくり読む時間が取れなくなってしまったが、
なくなったら大変困るので、今後も
地道に読み続けていこうと思っている。

<本の雑誌ホームページ>
http://www.webdoku.jp/

<町田市ホームページ>
https://www.city.machida.tokyo.jp/


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